
【読者体験談コーナー】寄せられた声から学ぶ「自他共の幸福」
この記事では、読者の皆さんから寄せられた体験談をご紹介します。
「いい人ほど損をする」――職場でも、学校でも、家庭でも、一度は感じたことがあるのではないでしょうか。人のために頑張っているのに、自分ばかり損をしている気がする。そんな悩みを抱えている方に、ぜひ読んでいただきたい体験談です。
今回は、「いい人」として生きることに疲れ果てていた時期から、創価学会の「自他共の幸福」の教えに出会い、人生が大きく変わった方の体験談をお届けします。
失敗談も赤裸々に、そして時にクスッと笑えるエピソードも交えながら語ってくださいました。
それでは、神奈川県在住の田中美咲さん(仮名・35歳)の体験談をお届けします。
投稿者プロフィール
田中美咲さん(仮名)
年齢:35歳
職業:会社員(営業事務)
居住地:神奈川県
学会歴:7年

はじめに:「いい人」の賞味期限が切れた夜
あのね、聞いてほしいんです。
30歳の誕生日の夜、私、ケーキも買わずに一人でコンビニのお弁当食べながら泣いてたんですよ。しかも380円の幕の内弁当。誕生日なのに。
なんでかっていうと、その日も会社で夜10時まで残業してて。しかも自分の仕事じゃなくて、同僚のサポート。その同僚、私より1時間早く帰ってったんですけどね。「お疲れ〜」って。
いや、お疲れじゃないよ。あなたの仕事やってるの私なんだけど。
でも言えない。だって私、「いい人」だから。
周りからは「優しい」「気が利く」「頼りになる」って言われます。でもね、本音を言うと、もう限界だったんです。
「もう、いい人やめたい」
幕の内弁当を食べながら、マジでそう思いました。鮭の切り身が妙にしょっぱくて、涙なのか鮭なのか分からなくなってました。
この記事では、そんな私が創価学会の教えに出会って、「いい人をやめる」んじゃなくて「本当のいい人になる」までの話をします。
恥ずかしい失敗もたくさんしました。今思い出しても「うわぁぁ」ってなります。でも、同じように悩んでる人の役に立てたら嬉しいです。
第1章:私が「便利屋さん」だった頃の話
断れない女の末路
入社して3年目くらいの時、私、完全に社内の便利屋さんでした。
「田中さん、これお願い〜」って言われたら「はい!」 「ちょっと手伝ってくれない?」って言われたら「もちろんです!」 「今日残業できる?」って言われたら「大丈夫です!」
もう反射神経レベルで「Yes」しか言えない状態。
最初は嬉しかったんですよ。「私、頼られてる!」って。でもね、だんだん気づいてきたんです。
頼られてるんじゃなくて、都合よく使われてるだけだって。
ある時なんて、3人分の仕事を引き受けてて、毎日終電。土曜日も出勤。でも誰も感謝してくれない。むしろ「田中さん、もっと早くできない?」とか言われる始末。
は?
いやいや、待って。これ、おかしくない?
でも言えないんですよ。だって、断ったら嫌われるかもしれないじゃないですか。
「いい人」の正体見たり
ある日、同期の女子3人で飲みに行った時、愚痴を言ったんです。
「なんか私ばっかり損してる気がする」って。
そしたらね、一人が「え、断ればいいじゃん。私なんて無理なものは無理って言うよ」って。
もう一人も「私も〜。変に気を使いすぎじゃない?」って。
ガーン。
なんか、すごいショックでした。私だけ、変に頑張ってたんだって。
帰りの電車で考えました。なんで私は断れないんだろう。
答えは簡単でした。「嫌われるのが怖い」んです。
「いい人」でいないと、誰も私のこと好きになってくれないって思ってたんです。
でもね、よく考えたら、今の状態でも特に好かれてないんですよね。便利だから使われてるだけで。
これ、何のための「いい人」なんだろう。
グループLINE事件〜私の黒歴史〜
これ、めっちゃ恥ずかしいんですけど、正直に言います。
会社のグループLINE、あるじゃないですか。で、ある日、後輩が体調悪くて早退したんです。
その日、たまたま私も早く帰れそうだったんですけど、なんか「ここで帰ったら薄情だよね」って思っちゃって。
で、後輩の仕事も引き受けることにしたんです。
まあ、ここまでは良いとして。
問題は次です。
私、グループLINEに「◯◯ちゃんの分も頑張ります💪✨」って投稿したんですよ。
スタンプ付きで。
今思えば、完全に「いい人アピール」じゃないですか。最悪。
で、30分後くらいに、その後輩から個人的にLINEが来ました。
「先輩、すみません。頼んでないんですけど…。余計なお世話です」
画面、5秒くらい見つめました。
そして、トイレに駆け込みました。
個室に入って、便座に座って、頭を抱えました。
「うわぁぁぁぁぁ」
恥ずかしすぎて、その日は会社の人と目を合わせられませんでした。
私、何やってんだろ。
結局、私は「相手のため」じゃなくて「自分が『いい人』だと思われたい」だけだったんです。

第2章:創価学会で学んだ「自他共の幸福」という魔法の言葉
「自他共の幸福」って何?
創価学会に入会したのは、実は友達に誘われたのがきっかけでした。
最初は正直、「宗教とか興味ないんだけど…」って思ってました。でも、その友達がすごく幸せそうで。
私みたいに、人に気を使いまくって疲れてる感じが全然ないんです。
「なんでそんなに元気なの?」って聞いたら、「自他共の幸福っていう考え方があってね」って教えてくれたんです。
自他共の幸福。
自分も他人も、両方幸せになるっていう考え方。
池田大作先生(創価学会名誉会長)は、こう言ってます。
「”自分だけの幸福”もなければ、”他人だけの不幸”もない」
最初、意味が分かりませんでした。
だって、世の中には幸せな人と不幸な人がいるじゃないですか。私は不幸で、周りは幸せ。そういうもんだと思ってたから。
でも、違ったんです。
日蓮大聖人の教え〜灯をともすって、そういうこと〜
学会で、日蓮大聖人の御書を教えてもらいました。
「人に物を施せばわが身を助けることになる。例えば、人のために灯をともしてあげれば、自分の前も明るくなるようなものである」
これ、読んだ時、ハッとしたんですよね。
私、今まで「人のために何かする=自分が損する」って思ってました。
だって、実際そうだったじゃないですか。残業して、休日出勤して、疲れて、でも誰も感謝してくれなくて。
でも、この御書は違うこと言ってるんです。
人のために動くことは、実は自分のためにもなるって。
ただし!それは「見返りを期待する」って意味じゃないんです。
人のために本気で動いた時、自分の生命も輝く。そして、それが功徳となって返ってくる。
うーん、でも正直、最初は半信半疑でした。
見返り期待しまくり事件
学会に入会して、この教えを聞いて、私は思いました。
「よし!じゃあ人のために尽くそう!そしたら功徳もらえる!」
完全に見返り期待してます。
で、会社でもプライベートでも、これまで以上に人のために動きまくったんです。
心の中で「功徳カウンター」みたいなの作って。「今日は3回人助けした!功徳+3!」みたいな。
ヤバいですよね。完全に。
でも、1ヶ月経っても何も変わらないんですよ。
むしろもっと疲れた。
座談会で先輩に相談しました。
「あの、人のために動いてるんですけど、何も変わらなくて…」
先輩、ニコって笑って言いました。
「美咲ちゃん、それって結局『見返り求めてる』よね?」
刺さりました。
めちゃくちゃ刺さりました。
「功徳が欲しい」って思いながらやってることは、「見返りを期待する」のと同じなんです。
また振り出しに戻りました。

第3章:「抜苦与楽」を勘違いしてた私
「同苦」って、そういうことじゃない
創価学会では、「抜苦与楽」っていう実践があります。
「苦を抜き、楽を与える」。
でも、これって上から目線じゃダメなんです。「私があなたを助けてあげる」じゃなくて、「一緒に悩んで、一緒に乗り越えよう」っていう「同苦」の姿勢が大事なんだって。
理屈では分かりました。
でも、実践するとなると、また失敗するんですよね、私。
上から目線でアドバイスして撃沈
会社の後輩が、仕事でミスして落ち込んでました。
私は「よし、これは『同苦』のチャンス!励まそう!」って思って、声をかけたんです。
「大丈夫だよ!私も新人の時はよくミスしたから!でも今はこんな感じでやれてるし、◯◯ちゃんも絶対できるよ!」
後輩の表情が、なんか曇ったんです。
「…はい」って、元気ない返事。
あれ?おかしいな。励ましたのに。
後から、別の先輩に言われました。
「美咲ちゃん、あれって上から目線だよ」
え?
「『私は乗り越えた、あなたもできる』って、結局『私の方が上』って言ってるようなもんじゃない」
ああああああ。
そうか。
「同苦」って、「私も今、同じように苦しんでる」っていう目線なのに、「私はもう大丈夫になったよ」って完全に上から言ってた。
全然違うじゃん。
やっと分かった「一緒に」の意味
それからです。私、変わりました。
後輩が悩んでたら、完璧な先輩ぶるんじゃなくて、自分の弱いところも見せるようにしたんです。
「実は私も今、こういうことで悩んでてさ。お互い大変だよね」
そしたら、後輩の顔がパッと明るくなったんです。
「先輩もそうなんですね!なんか安心しました」
この「安心しました」って言葉、嬉しかったなぁ。
完璧じゃなくていいんだ。むしろ、完璧じゃない方が、相手も安心するんだって。
これが「同苦」かって、やっと腑に落ちました。

第4章:「損」が「得」に変わる魔法みたいな話
戸田先生の言葉が現実になった日
第2代会長の戸田先生は、こう言ってます。
「信心を貫いていけば、功徳は厳然と現れる。その功徳とは、中途半端なものではない。目に見える絶大な功徳なのだ」
「目に見える絶大な功徳」って何だろうって、ずっと思ってました。
宝くじ当たるとか?結婚できるとか?
違いました。もっと深い意味だったんです。
クレーム対応が人生を変えた
入会して3年目くらいの時、会社で大きなクレームがあったんです。
本来は営業担当が対応すべきなんですけど、その日、営業が外出してて。
で、お客様がめちゃくちゃ怒ってて、電話口で「誰でもいいから責任者を出せ!」って。
上司は会議中で出られない。
私、事務なんですけど、もう誰もいなくて。
「あぁ、またこのパターン…」って思いました。また私が貧乏くじ引くんだって。
でも、ふと思い出したんです。「人のために灯をともせば、自分の前も明るくなる」って御書を。
「よし、やろう」
腹をくくりました。
そのお客様の話を1時間以上聞きました。めっちゃ怒ってました。でも、ちゃんと最後まで聞いて、できる限りの対応をしたんです。
見返りとか、功徳とか、そういうの全部忘れて。ただ「このお客様の問題を解決したい」って本気で思って。
そしたら起きた奇跡
後日、そのお客様から会社に手紙が届いたんです。
「田中さんという方に、本当に親身に対応していただきました。御社のファンになりました」
って。
その手紙がきっかけで、私、社内表彰されたんです。
しかも、そのお客様が新しいプロジェクトに私を指名で推薦してくださって。
これが、私の人生の転機になりました。
「損した」と思ってたことが、実は全部「種」だったんです。
その種が、ちゃんと育って、花が咲いた瞬間でした。

第5章:「No」が言えるようになるまでの道のり
「断れない病」との戦い
「自他共の幸福」を学んで、私は気づきました。
自分を大事にしないと、他人も大事にできないって。
だから、「No」と言うことも大切なんだって。
でも、これが本当に難しくて。
初めて「No」と言った日
同僚から「今日残業手伝って」って言われた時、私、震えながら言ったんです。
「ご、ごめん…今日はちょっと予定があって…」
心臓バクバクでした。嫌われるかもって。
そしたら、同僚、あっさり「あ、そっか!分かった〜」って。
え?
それだけ?
拍子抜けしました。
私、こんな簡単なことに、何年も悩んでたの?
調子に乗って失敗した話
でもね、その後、私、調子に乗ったんです。
何でもかんでも断るようになって。
「残業できる?」「無理」 「ちょっと相談したいんだけど」「今忙しいから」 「飲み会来る?」「行かない」
そしたら、ある日、先輩に言われました。
「美咲ちゃん、最近ちょっと冷たくない?」
ショックでした。
ああ、バランスが大事なんだって。
自分ばっかり優先してもダメ。
相手ばっかり優先してもダメ。
そのバランスを見つけるのが、一番難しいんですよね。

第6章:本当の「いい人」になれたかも
「信頼できる人」って言われた日
それから、私、バランスを意識するようになりました。
本当に困ってる人がいたら手伝う。でも、自分のキャパを超えそうな時は断る。
断る時も、「ごめん、今は手が離せないけど、後でなら手伝えるよ」って代案を出すようにして。
そしたら、周りの人との関係が変わってきたんです。
「便利な人」から「信頼できる人」になれた気がします。
そして、私が本当に困った時、周りが助けてくれるようになったんです。
これが「自他共の幸福」なんだって、実感しました。
池田先生の言葉が腑に落ちた瞬間
池田先生の「自分だけの幸福もなければ、他人だけの不幸もない」って言葉。
やっと意味が分かりました。
自分が不幸だと、人を幸せにできない。
人を幸せにしないと、自分も本当には幸せになれない。
この二つは、切り離せないんです。

第7章:今の私と、あの頃の私
マンション理事長になった話
実は今、マンションの理事長やってます。
誰もやりたがらない役割なんですけど、「これも修行!」って思って引き受けました。
大変なこともあります。住民の文句聞いたり、トラブル仲裁したり。
でも、マンション全体が良くなっていくのを感じるんです。
エレベーターで会うおばあちゃんが、この前言ってくれました。
「理事長さん、ありがとうね。このマンション、前より明るくなったわ」
嬉しかったなぁ。
人のために灯をともしたら、本当に自分の前も明るくなったんです。
30歳の誕生日から5年
あの日、コンビニ弁当食べながら泣いてた私。
「いい人やめたい」って思ってた私。
今は、「いい人でいられて良かった」って思えます。
創価学会の「自他共の幸福」の教えに出会わなかったら、私、きっとまだ苦しんでたと思います。
おわりに:あなたへ
「いい人ほど損をする」って感じてるあなた。
もしかして、「いい人」じゃなくて「都合のいい人」になってませんか?
本当の「いい人」は、自分も相手も大切にします。
そして、本当の「いい人」は、損しません。
人のために蒔いた種は、必ず返ってきます。
それが「因果の法則」で、「功徳」なんです。
私、まだまだ完璧じゃないです。今でも失敗します。
でも、あの頃より確実に幸せです。
あなたも、「本当のいい人」になってみませんか?
きっと、世界が変わります。
(田中美咲さんの体験談は以上です)

編集部より
田中さん、素晴らしい体験談をありがとうございました!
前回の佐藤さんの体験談とはまた違った視点で、「いい人ほど損をする」という悩みに切り込んでくださいました。
特に印象的だったのは、「いい人」と「都合のいい人」の違い、そして「同苦」の実践における失敗談です。上から目線でアドバイスしてしまったエピソードは、多くの方が共感できるのではないでしょうか。
また、グループLINE事件や「功徳カウンター」など、田中さんならではのユニークな表現が、記事に温かみと親しみやすさを与えています。
「自他共の幸福」という創価学会の核心的な教えが、こうした具体的な体験を通じて、より身近に感じられる記事となりました。
あなたの体験談も募集中!
このコーナーでは、読者の皆さんからの体験談を募集しています。
- 「いい人」として苦しんだ経験
- 「自他共の幸福」を実践して変わった体験
- 人間関係で学んだこと
- 思わず笑ってしまうような失敗談
どんな小さな体験でも構いません。あなたの体験が、同じように悩んでいる誰かの励みになるかもしれません。
ぜひ、お気軽に投稿してください!
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参考文献・出典
- 創価学会公式サイト「自他共の幸福」https://www.sokagakkai.jp/philosophy/happiness.html
- 創価学会公式サイト「創価学会とは」https://www.sokagakkai.jp/philosophy/
- 日蓮大聖人御書全集
- 池田大作『青春対話』
- 池田大作『人生を語る』
